【オランダ】海外移住ログ

オランダでの生活関連のブログ

【オランダU-10サッカー】子供の試合をビデオ分析するメリット

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オランダ現地クラブでサッカーをしている

サッカー大好きなの息子を影でサポート。

 

毎試合試合の動画を分析通じで、PDCAをまわしております。

 

お子さんがサッカーをしている保護者の方も

この記事を通じ、私たち親子が

現地クラブでセレクションチームでも通用できるように

努力しているか参考になると思います。

今日の試合のShunタッチ集

前回のビデオ分析の課題は、FWの息子が

ディフェンスの際に、ボールを追いかけDFラインまで下がってしまい

ボールをとった際に、カウンターであてるべきFWの位置にいない

というのが課題でした。

これを息子と、動画を交え事前に話し合っていたため

今回の試合では、課題をクリアしておりました。


【オランダU-10】KNVBリーグ第3戦Shunタッチ集

 

残念ながら、チームは12対7で負けてしまいましたが

個人としては、抜群に改善されました。

 

ビデオ分析のメリット

やはり、ビデオ分析のメリットは

大人の視線で試合のターニングポイントを振り返ることで

個人としても、チームとしても

・何が原因で、勝てたのか

・何が原因で負けたのか

・何が上手く行って、何が駄目だったのか

を分析できることです

ボトルネックを見ることで、次回の試合に反映する

準備を取ることで、次の試合の動きが抜群に改善できます。

 

ビデオ分析を子供にアウトプットする方法

先ずは、自分が動画を確認し

ターニングポイントをしっかり確認します

次にその場面を、言葉で説明できるように準備します

準備ができたら、子供と一緒に動画を見せます

 

ここが大事ですが

ターニングポイントは先ず、大人が言わずに

これどうしたら良かったかな?と聞いてみます(考えさせる)

 

子供の意見を聞いてみて、的が外れていたら

初めて、こうしてみたらどうだったかな?

という具合に、落とし込んでいきます。

 

そこで初めて、じゃぁこの練習をしてみよう

ということで、頭に入れた状態で

同じ場面を再現したトレーニングを行うと

 

子供もしっかりインプットしてくれます。

 

まとめると

・しっかり、ビデオでターニングポイントを分析

・子供と一緒に動画を振り返る

・子供に先ず考えさせる

・子供が頭で理解した後に、同じ場面を再現しトレーニングを行う。

ここまで行うと、次の試合では確実によくなります。

 

今日の試合を分析してみる

動画は息子のボールタッチ集でチーム全体の課題は見えませんが

試合を振り返り、分析すると

なぜ12失点してしまったのかの原因が分かります。

 

失点のポイントビルドアップ

失点のボトルネック

相手のビルドアップについて

キーパーから始まるボールを【ビルドアップ】

は相手は下記の図の布陣で

DFは再度に開き、真ん中を空けることで

真ん中にスペースができています

 

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この真ん中へキーパーがボールをキックすることで

敵は前に3人いて

こちらのDFは相手の後ろでマークをしているため

ボールの落下点(キーパーの飛ばせる位置)に常に

敵の選手が付近に居ることで、最前線でビルドアップを成功させています。

 

ここで、ゴール近くで1対1を仕掛けてくるので

1人を抜けばキーパーと1対1になるため、多く得点を取ってくるという

戦術を取っていることが分かります。

 

対策を分析する

本来は、この傾向を試合中に調整できれば

チームは勝てると思います。

上手いチームはコーチとこういう分析担当者が居ると思います。

実際にプロチームはそういう構成です。

 

では、具体的にどの様に相手のWeek pointを潰すのか

下記の図で説明します。

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敵チームは、ビルドアップはキーパのけれる距離(真ん中)に

ボールをけっているだけなので、落下点を予測して

MFは敵の後ろにつき

DFは敵の前もしくは、横(真ん中)に張り付きます

これで、上部の図のようにボールに対して

敵がトラップする確立を防ぐことができます。

 

逆に、敵チームはこれしかないため

相手のビルドアップのボールをすべて奪うことに成功したら

キーパーが出すボールはすべて、こちらのボールにすることが可能になるので

攻める機会が上がり、勝率が上がります。

 

これは、敗戦の一例ですが

これを踏まえ、次回相手のビルドアップの阻止を

練習に取り組めば、今回の敗戦を克服することができるわけです。

 

このように、常に悪い点をかいぜんしつつ

よい点を伸ばす、バリエーションを増やすことで

成長し続けるチームを作ることが可能になります。

 

まとめ

お子さんの活躍をサポートするのであれば

・意味の分からない、根性論は害でしかない

・答えは用意しつつ、子供に考えさせる(間違えても否定はしない)

・改善する練習メニューを用意してシュチュエーショントレーニングをする

・ああだこうだ言う前に、練習環境を保護者が用意してあげる

サッカーは実際にやってみると分かりますが

とてむ難しいスポーツです

それを理解して、応援したい気持ちが強い保護者ほど

一緒にお子さんとトレーニングをしてみてください。

チーム、コーチに任せてるからと考えず

保護者自身でも、お子さんと一緒にサッカーをやることで

二人三脚で成長できると思います。

 

ぜひ、皆さんもお試しください。