【オランダ】海外移住ログ

オランダでの生活関連のブログ

オランダでパンダを唯一見ることができるアウエハンツ動物園はお勧めの観光スポット。

f:id:inspanning:20190523041936p:plain 子供の学校が連休になると、家族でお出かけをする機会が増え、子供たちをどこに連れて行こうか悩むことがあります。

今回は、娘からのリクエストがありオランダでジャイアントパンダを唯一見られるアウエハンツ動物園に行ってきました。

初めてこの動物園に行きましたが、娘・息子・妻ともに大満足でした。

本日は、休日に家族でお出かけしても1日中楽しめる、オランダ観光スポットのアウエハンツ動物園をご紹介します。

アウエハンツ動物園の見どころ

この動物園の見どころは、主に2つあります。

  • オランダで唯一パンダを見ることができる
  • 迫力満点の熊の森

アウエハンツ動物園の中にある複合施設のPandasia(パンダシア)は、オランダ国内でパンダを見学できる唯一のスポットです。

2017年4月にオランダにパンダが上陸し、2017年5月30日から一般に公開されました。

初めてオランダにパンダが来たということもあり、その当時、オランダ国内がパンダブームになっていた事を思い出します。

熊の森では、ヒグマと狼が2ヘクタールの森林で生活をしており、広大な自然の中を自由に動き回る姿は、まるで森の中で熊や狼に遭遇したかのような体験をさせてくれます。

アウエハンツ動物園基本情報

アウエハンツ動物園は、ユトレヒト市にあり、正式にはOuwehands Dierenparkと書きます。

1932年に開園し、施設面積が22ヘクタール(東京ドーム4.7個)もある広大な動物園で、80種類の動物や魚を鑑賞できるのです。

入園料

チケットは、当日に直接エントランスで購入する方法と、事前にサイトからオンラインチケットを購入する方法があります。

オンラインチケットを購入すると1名につき1ユーロお得になるので、私もオンラインでチケットを購入しました。

年齢 平日チケット 週末チケット 平日オンラインチケット 週末オンラインチケット
10歳以上 22.50ユーロ 25.50ユーロ 21.50ユーロ 24.50ユーロ
3〜9歳 20.50ユーロ 23.50ユーロ 19.50ユーロ 22.50ユーロ
0~2歳 無料

ちなみに、犬用のチケットが5ユーロで購入できますので、愛犬と一緒に入園できます。

営業時間

この動物園は、年中無休で開いているため、いつでも動物園に行くことが可能です。

開園時間は基本的に10:00からですが、カレンダーによっては閉園時間が17:00~18:00と時間が変わることがあるので、事前にサイトで確認しておくことをお勧めします。

アウエハンツ動物園へのアクセス

アウエハンツ動物園へは、私たち家族は車で行きました。

私が住んでいるアムステルフェーンエリアからは、高速道路を利用し1時間15分程度で到着します。

電車を利用した場合は、乗り継ぎをしながら2時間30分ほどかかるため、アムステルフェーンエリアの方は車で行くことをお勧めします。

動物園横に、大きな駐車場があり1日駐車券が7ユーロで利用できるので、駐車場の心配も必要ありません。

開園時間10:00ちょうどに着いたのですが、エントランスでは、スムーズに入園することができました。

午後からは、混みだしてくるため、早めに着くようにすると並ばずに入園できます。

オランダで唯一パンダが見られるPandasia

f:id:inspanning:20190523060648j:plain Pandasia(パンダシア)は、中国の宮殿風建物をイメージして作られた複合施設です。

地上部分でパンダが生活しており、上の階は中国料理店・お土産ショップという作りになっています。

このエリアだけは、ヨーロッパの雰囲気から、中国一色の雰囲気になるため、いよいよPandasiaに来たぞ!!という期待感にワクワクできます。

パンダの名前を覚えよう‼

オスのシンヤー(星雅)2007年8月13日生まれ
メスのウーウェン(武雯)2013年8月11日生まれ
この2頭がオランダに初めて来たパンダです。

ヨーロッパでもパンダは人気があるようで、パンダの見物客がたくさん集まっていました。

ちょうど食事の時間だったようで、パンダが笹の葉をむしゃむしゃ食べている姿に、子供たちも大喜びです。

私も、異国の雰囲気と久しぶりに見たパンダに感動しましたが、何より子供たちが喜んでいる姿を見ると、本当に来てよかったなと思いました。

Pandasiaレストラン

Pandasia(パンダシア)には中華レストランがあり、ランチはファーストフードには目もくれず、始めから中華一択と決めていました。

私は画像右下のスープヌードルを注文したのですが、メニューの雰囲気では担々麺に見えたので、よく確認もせずに注文したところ、実際に食べてみるとトマトスープにうどんの短い麺が入っている、トマトスープうどんという味でした。

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全体的に日本人が想像する中華とは味が異なり、お世辞にも美味しいとは言えません。

他にもレストランはありますが、どのお店もランチ時には長蛇の列になっていました。

「次回訪問する際はお弁当持参だね」と、妻とも同意見でしたので訪問する際はお弁当を作っていくことをお勧めします。

Pandasiaお土産

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レストランの隣には、パンダグッズだけのお土産ショップもあります。

このショップでも、子供たちはテンションがあがり、何かを見るたびに「パパこれ買って」とおねだりされました(笑)

今回も今回は、何も購入しませんでしたが、商品数が多く見ているだけでも十分楽しめるお店です。

迫力満点の熊の森

熊の森は、人間により虐待を受けている熊を保護し、再び熊が自由に生活できる場所を提供するプロジェクトです。

このような保護施設をBEAR FOREST(熊の森)と呼び、アウエハンツ動物園はヨーロッパで1番始めに熊の森が作られた事でも有名です。

滝、岩、池のある2ヘクタールの森林に狼とヒグマが自由に生活しており、その姿を近くで見ることができるので、まるで自分がクマのいる森に入ってしまったかのような迫力があります。

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ここでは、熊たちが生活しているエリアの上を、つり橋で渡ることができます。

自分の足の下から熊や狼を眺めるのは物凄く迫力があり、7歳の娘はつり橋の途中でリタイヤするほどでした。

下の画像(赤丸で囲まれている部分)のように、熊1匹と、狼2匹が揺れるつり橋のすぐ下に自由に動き回っています。まさに熊の森という名前がぴったりです。

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他にも見どころが満載

この動物園のメインは、Pandasia(パンダシア)と熊の森ですが、私たち家族が他にも楽しかったポイントを駆け足でご紹介いたします。

ゴリラアドベンチャー

子供大好きゴリラ!!小学校低学年は、不思議とゴリラというキーワードだけで喜びます。

このゴリラアドベンチャーは、2階建ての建物になっており、室内ではアスレチックの遊具が複数あり室内遊技場として楽しめます。

室外に出ると、ガラス越しから観察できるので、近くにゴリラがいると目の前で見ることができます。 f:id:inspanning:20190526065154j:plain

水族館

施設内には水族館もあり、魚たちを見ることもできます。

小さな水族館でしたが、連続的に動物を見て回るよりも、水族館を挟むことで子供たちも飽きずに楽しそうにしていました。

動物ガイド

動物について解説してくれる場所が数カ所あり、頭蓋骨などの骨や皮を用いながら、動物の構造や特徴を教えてくれるガイドさんがいます。

ガイドさんは、自分たちが見てきた動物のことを詳しく説明してくれるので、子供たちが動物について理解を深めることもできます。

子供たちが、あれこれ質問をしても丁寧に説明してくれるガイドさんに感謝です。 f:id:inspanning:20190521041933j:plain

遊技場が充実

動物を鑑賞するほかにも、屋外・室内に子供が遊具で遊べる場所が豊富にありました。

この遊び場だけでも、子供たちは1時間くらい遊んでしまいそうなほど充実しています。

「次の動物を見に行くから、あと5分だけ遊んだら戻ってきてね」と声掛けをしなければ、ここだけで半日時間を潰せるほど楽しそうに遊んでいました。

今回写真に収めた動物たち

私が知っている日本の動物園は、施設面積が狭いため動物の生活エリアが狭く、比較的に動物との距離が近いのです。

しかし、オランダの動物園は動物の生活エリアが広く、自分の近くに来なければ肉眼でははっきりと見えないことが多いです。

そんな時に役に立ったのが、コンパクトデジタルカメラでした。

遠くにいて、肉眼で見られなかった動物をカメラで撮影しているので、一部ご紹介します。

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サイチョウ
動物園で一番はじめにお出迎えしてくれたのがサイチョウです。

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アムールトラ
息子がトラを見るのを楽しみにしていましたが、残念ながら夜行性のため朝10:00ではまだ寝ているようです。

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ミーアキャット
カメラでは可愛い姿を収めることができましたが、遠くにいたため、肉眼ではあそこで何か動いているな程度にしか確認できませんでした。

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イボイノシシ
遠くにいるイノシシを正面からズームで撮影したのですが、イボイノシシの特徴でもある3日月状の牙もはっきり撮れています。

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キツネマングース
肉眼では、何か小動物がウロチョロしているなという程度しか確認できませんでしたが、カメラのズーム撮影でキツネマングースがじゃれあう姿をパチリ!

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アフリカライオン
アムールトラと同じく、ライオンも未だ物陰で寝ていました。

ただ寝ているだけでもかっこいいのがライオンですね。

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アカトビ
凛としたたずまいのアカトビですが、実際はかなり離れている場所にいたため、肉眼では姿を見ることができませんでした。

ズーム撮影した画像を子供たちに見せて、「あそこにいる鳥は、アカトビって言うんだよ」と教えてあげました。

動物園でコンパクトデジタルカメラが大活躍

撮影した画像は、私が愛用しているコンパクトデジタルカメラキヤノンPowerShotで撮影したものです。

持ち運びもコンパクトなので邪魔にならず、一眼レフに近い性能が搭載されており、遠くにいる動物の表情をはっきり撮れるのです。

そのため、子供たちが見えない動物を写真に撮り、「こんな動物がいるよ」と説明してあげることができました。

携帯電話のズームではこれほど綺麗には撮影できないので、カメラを持ってきて重宝しました。

まとめ

メインエリアのクオリティが高いことが、この動物園の魅力です。

しかし、エリアごとでそれぞれテーマを決めて、来場者を楽しませる工夫をしていることも素晴らしいと思いました。

来場者目線で作られているため、最後まで家族全員で楽しむことができました。

子供と家族で出かけられる時間は限られているので、家族全員が楽しめたという点で、満足度が高い動物園でした。

やはり、親としては子供が喜んでくれる姿は何よりも嬉しいですね。

ぜひ機会があれば、家族でも1日中楽しめるアウエハンツ動物園はお勧めです。